クリックされるコールトゥアクション事例12選(検証済み)
ランディングページやリードキャプチャ、さらにはワイヤーフレームを作るときにも、効果的なコールトゥアクション(CTA)をつくることの大切さを繰り返しお伝えしてきました。デジタルマーケティングでは、あらゆるキャンペーンの成果がCTAに左右されます。
ランディングページの作成やリードキャプチャ、さらにはワイヤーフレームの設計でも、効果的なコールトゥアクション(CTA)をつくることの大切さを繰り返しお伝えしてきました。デジタルマーケティングでは、どんなキャンペーンもCTAの影響を受けます。実際のコールトゥアクションの事例を見ると、状況ごとに、人々にクリックとコンバージョンを促すうえで何が本当に効果的かがわかります。
知ったばかりのブランドの今すぐ電話を、つい押したくなったのは最後にいつでしたか? あるいは、ダウンロードボタンを押したのに別のページへ移動させられ、ダウンロードの前にメールアドレスの入力を求められて、イライラしたことはありませんか? どんな魅力的な画像に惹かれて、SNSの投稿をクリックしましたか? これらはすべてCTAの例です。
CTAは、ユーザーにクリックを促すのと同じくらい、見込み客をコンバージョンから遠ざけてしまうこともあります。
だからこそ、CTAには思っている以上に、ユーザーのエンゲージメントを高める心理学の原則やコンバージョンにつながる仕組みが詰まっています。効果的なCTAは単なるWebサイトの要素ではなく、さまざまな説得のテクニックを通じて、オーディエンスの認知バイアスや感情のトリガーに働きかけます。
そのためには、ブランドがターゲットオーディエンスのニーズや行動パターン、関心の傾向を理解している必要があります。丁寧につくり込んだCTAは、カスタマージャーニーにおける重要なコンバージョンツールになります。
🚀 重要ポイント
- CTAが獲得するクリック数の計測は、マーケティングの重要業績評価指標(KPI)です。だからこそ、どのランディングページでもこの要素の最適化が欠かせません。
- CTAには、その効果の高さを示す重要な特徴があります。CTAをつくるときは、これらを考慮する必要があります。
- あなたが書ける最高のCTAには、ブランド独自のものが少なくありません。ぜひ創意工夫してみてください!
この記事では、CTAのさまざまな種類(ボタンだけではありません!)と、よくできた効果的なCTAに共通する重要な特徴を見ていきます。あわせて、実際にクリックされている実績のあるコールトゥアクションの事例を12個紹介します。さっそく始めましょう!
コールトゥアクション(CTA)とは?
コールトゥアクション(CTA)とは、コンバージョンに向けて、ユーザーにすぐ具体的な行動を取るよう促すコンテンツ要素です。ページ内のほかの要素と合わさって一貫したメッセージをつくり、ユーザーに行動を起こさせます。
CTAは通常クリックできますが、クリックできないもの(方向を示す画像バナーや見出しなど)もあります。大切なのは、CTAがユーザーの注意を引き、クリックやマーケティングファネルの次の段階へ進むよう促すことです。
CTAが単独で機能することはない、という点に注意が必要です。見出しやコピー、画像・動画など、ページのほかの要素に支えられてはじめて成果が出ます。ボタンやメディアの色さえ重要です!
CTAは、購入者のロードマップにあるデジタルの道しるべだと考えてください。ユーザーが決断に至ったとき、CTAが次の一歩へ導いてくれます。インタラクティブな要素であるCTAは、次に何をすればよいかを明確に示すことで、摩擦を減らします。訪問者がCTAをクリックすると、企業が追跡・最適化できる計測可能なエンゲージメントポイント、つまりCTRが生まれます。
CTAのクリック数をもとに算出されるクリック率(CTR)は、マーケティングキャンペーンや広告で広く使われる重要業績評価指標(KPI)です。ファネルの重要な変数であるCTAは、キャンペーンを成功に導くために、モニタリングされ、必要に応じて最適化されます。
どんなCTAの事例がクリックされるのかを理解するために、CTAの種類、CTAの重要な特徴、そしてそれらを効果的に使う方法を見ていきましょう。
CTAの3つの種類
1. CTAボタン
CTAボタンは、とにかく直感的です。見て、ポインタを合わせて、クリックする。それだけです。そのためオファーの視認性が高く、マーケティングメールやランディングページの中で目立たせるべき要素です。

CTAボタンの例
ランディングページのワイヤーフレームは、ページのもっとも基本的な構造を示します。
2. テキストCTA
テキストCTAは、悪目立ちせず、文章のコンテンツに自然になじむため、メールや記事でよく使われます。

テキストCTAの例
3. CTAバナー
CTAボックスやバナーは、画像、テキスト、ボタンを組み合わせて、追加の価値提案をまとまった形で伝えます。こうしたバナーは通常、全体がクリックでき、単なるボタンやテキストというより画像のように見えることもあります。

CTAバナーの例
クリックされるCTAの重要な特徴
CTAのつくり方は、どんなリード(コールド、ウォーム、ホット)を集めるか、オファーの訴求にどんな媒体を使うか、そしてブランドのアイデンティティによって変わります。
クリックされるコールトゥアクションに共通する特徴を紹介します。
明確で具体的なゴールを示す
マーケティングの基本ルールは、1つのランディングページにつき、マーケティング目標を1つに絞ることです。目標がPDFチェックリストの提供なら、そのランディングページのCTAは、チェックリストの入手方法を訪問者に示すものであるべきです。
CTAが複数あるランディングページは機能しない、という意味ではありません。ただ、念のため言うと、メインのCTAが1つのランディングページのほうが、コンバージョンに向けた最適化はしやすくなります。それでも複数使わざるを得ない場合は、サブのCTAや、さらに3番目のCTAまで使って成果を出している事例もあります。
明確なCTAは、クリックしたら何が起こるのかをユーザーにはっきり伝えるものであり、ブランドはその期待に応えなければなりません。「ここをクリック」のようなあいまいな表現は、価値提案を印象づけるチャンスをむだにします。「PDFはこちらから入手」のほうが効果的かもしれません。
パーソナライズされたやり取り
「私の無料トライアルを始める」のような一人称のCTAは、クリックする前から所有感と当事者としての視点を生み出します。「あなたの無料トライアルを始める」のような二人称のCTAは、ユーザーに直接語りかけ、より指示的な印象を与えます。
コミットメントの高いオファーでは、一人称のCTAのほうが成果が高いことが示されています。心理的な所有感が、大きな投資へと引き継がれるためです。ファネルの段階ごとに両方を組み合わせるハイブリッドな方法で、少しずつ個人の関与を高めることに成功しているブランドもあります。
さらに、ユーザーがこれまでの接点で選んだ内容に関連するCTAは、コンバージョンを高めることができます。
行動を促す言葉や動詞を使う
「手に入れる」「始める」「作る」「参加する」のようなパワー動詞は、ユーザーをコンバージョンに向けて心理的に準備させます。もっとも効果的な行動の言葉は、そのやり取りの価値提案と、期待される結果に合っています。
望む行動にすぐ移ってもらえるよう、動詞は現在形で、能動的な言い回しにします。これは、オファーに緊急性を持たせるためにも使えます。
オーディエンスの意図に合っている
CTAはオーディエンスの意図に合わせるべきです。リードキャプチャページについての記事では、リードの4つのカテゴリーと、それぞれがどんな種類のオファーに反応しやすいかを取り上げました。
ブランドをちょうど知ったところでしょうか。チェックリストがあれば足りるのか、それともより踏み込んだ内容を求めているのでしょうか。
リードがどのカテゴリーに当てはまるとしても、CTAの言葉はバイヤーズジャーニーに沿っている必要があります。コールドなリードにとって「今すぐ購入」はハードルが高くても、「詳しく見る」なら興味を持ってくれるかもしれません。
ポジティブな感情に訴える
CTAの効果には心理が大きく関わっており、ポジティブな感情はコンバージョンを高めます。
優れたCTAは、「こうなりたい」という願望に根ざした動機に働きかけ、行動することで状況がどう良くなるかをユーザーに示します。悩みの種ではなく、不安が解消されるポイントを強調して、問題の解決策に焦点を当てます。
感情に訴えるCTAの成果が高いのは、ユーザーの根本的なニーズと、論理と感情の両面でつながるからです。
ブランドのアイデンティティに合っている
CTAは、すべての接点で一貫したブランドボイスを保つべきです。楽しくて茶目っ気のあるブランドなら、その個性を反映して「あなたの分をゲット」や「仲間に加わろう」といった言葉を使うかもしれません。
ラグジュアリーブランドは、「発見する」や「体験する」のように、上品さを感じさせる言葉を選ぶのが一般的です。大胆なブランドには、「私を変える」や「参加します!」のような、率直で力強い言葉が合い、自信を感じさせます。
この特徴はブランド認知を強め、ブランドのアイデンティティを確かなものにするチャンスでもあります。さらに、CTAはある意味で一般的な表現になりがちですが、あなたが書ける最高のCTAには、ブランド独自のものが少なくありません。
重要な特徴がわかったところで、さまざまなブランドのクリックされているコールトゥアクションの事例を見て、自社のCTAにどう活かせるかを考えてみましょう。
クリックされるCTA事例12選
このリストでは、スタイルこそ違っても、会社の存続期間を通じて同じCTAを使い続けているブランドの事例を紹介します。
同じCTAを何度も使い続けている理由はただ1つ。効果があると実証されているからです!
1. シンプルな1ページのCTA

シンプルな1ページCTAの例
このページで訪問者が何を得られるのかは明らかです。自動車保険の無料見積もりです。訪問者は、1つの目的と1つのCTAボタンだけのページにたどり着きます。
CTAボタンには一人称の視点が使われており、目に見える形でソーシャルプルーフも添えられています。シンプルで効果的なCTAの例です。
2. Shopifyの無料トライアルCTA

Shopifyの無料トライアルCTAの例
Shopifyは、さまざまな規模の事業を支えるECプラットフォームです。ホームページの見出しは「次の大ヒットになろう」「次のカテゴリークリエイターになろう」「次のユニコーンスタートアップになろう」で始まり、そのどれもが「無料トライアルを開始」というCTAを後押ししています。
ページ全体が一体となって、事業者の志に訴えかけます。無料トライアルを始める人に、前向きな気持ちを伝える優れた方法です。
3. Bossbabeのブランドに合ったCTAボタン

BossbabeのCTAの例
こちらは、ファーストビューにCTAボタンが1つだけあるホームページです。CTAの見出しは、オーディエンスである「女性起業家」に呼びかけ、「もっと稼いで、大好きなライフスタイルを手に入れる」ためにどんなサポートができるかを提示しています。
さらに、CTAボタンの「一緒にあなたのビジネスをつくりましょう」が、Bossbabeにできることをあらためて伝えています。
4. Mangoのコントラストが高いCTAボタンとバナー

MangoのCTAの例
こちらは、テキストと、「今すぐ購入」と書かれた黒いボタンだけで構成されたCTAバナーの例です。
ビジュアル要素が効果的なのと同じように、大きく太い、ストレートな文字も同じくらい強力です。Mangoが開催中のシーズンセールについて、訪問者に必要な情報がすべて入っているから機能するのです。
さらに魅力的なのは、ユーザーがスクロールすると、ページで最初に目に入るカラーのビジュアル要素とテキストが対照をなし、「新着」という別の価値を提示している点です。そのうえで訪問者は「もっと見る」ように促され、新作アイテムに絞り込まれたカテゴリーへ移動します。
メディア自体もクリックでき、CTAボタンのすぐ下にあるCTAバナーになっています。CTA同士を隣り合わせに置いてはいけないなんて、誰が決めたのでしょう? Mangoの場合は、うまく機能しています。
5. Barnes and NobleのCTA画像バナー

CTA画像バナーの例
とても魅力的に見えませんか? これを「CTA画像バナー」と呼ぶのは、画像の中にボタンのように見える「今すぐ見る」というテキストがあっても、画像全体がクリックできるからです。
画像の中にCTAのテキストを入れるのは、バナー自体がクリックできることを訪問者に知らせるのに最適な方法です。
魅力的な画像には、誰もが自然と興味を引かれるので効果的です。The Hunger Games Collectionに特化した内容で、ボタンが目立つように強調されているため、ユーザーはそこにカーソルを合わせればよいとわかります。
6. BetterHelpの選べるCTA

BetterHelpのCTAの例
前述のとおり、ページにメインのCTAが1つだけとは限りません。BetterHelpのホームページには、複数のCTAボタン(正確には3つ)があります。
なぜクリックされるのでしょうか。感情に訴えかけること、ユーザーが自分にぴったりの選択肢を選べること、そしてバックエンドでマーケティングファネルが分かれていること。ユーザーにもマーケターにもメリットのある、ウィンウィンの形です!
7. Neil Patelの無料分析CTA

Neil PatelのCTAの例
無料トライアルのほかに、無料特典も最もクリックされるCTAの1つで、ブランドがオーディエンスに提供できる種類はたくさんあります。
上の例では、Neil Patelのホームページに、Webサイトの無料分析を提供するCTAがあります。デジタルマーケティング業界の大手であるNeil Patelにとって、これは新規クライアントを獲得するための戦略的なアプローチであり、見込み客をコンバージョンさせる優れた方法です。
8. Mediumの会員限定CTA

MediumのCTAの例
ペイウォールの内側にコンテンツを置くのは、ブログを収益化する戦略の1つです。このCTAは、会員限定の記事で、閲覧者に「アカウントを作成して全文を読む」よう促します。
有料のコンテンツであるため、サブ見出しには「新しいアカウントを作成すれば、この記事を無料で読めます」と入れて、登録すればこの記事は読めるものの、今後の記事は有料になる可能性があることを伝えています。
無料で提供し、期待値を調整し、新規ユーザーのコミットメントを測るのに優れた方法です。
9. HotjarのインタラクティブなCTA

HotjarのCTAの例
Hotjarは、ユーザーがページに来たときにどう行動するかを可視化するソフトウェアです。ファーストビューにもCTAがありますが、スクロールすると、カーソルを重ねるとグラデーションの背景が動く(ヒートマップのような見た目の)CTAセクションが現れます。このセクションのインタラクティブさが、楽しくて印象に残る体験をつくっています!
あらゆるディテールが、新規訪問者が無料で始められることを示しています。Googleサインインと連携しているため、登録のハードルも下がっています。メリットもわかりやすく強調され、ユーザーが抱きそうな不安は「クレジットカード不要」で解消されています。
10. Evernoteの感情に訴えるCTA見出し

EvernoteのCTA見出しの例
Evernoteはノートアプリで、クリックされるCTAの重要な特徴の1つを確かに使っています。それは、ツールを無料で提供しながら、訪問者の感情に訴えかけることです。
このページの感情的な訴求は、ユーザーが得られる中心的なメリットに焦点を当て、必要なこと、つまり「すべてを記憶する」ことができるという強力な約束を示しています。
焦点は、登録の手順ではなく、ユーザーが体験する変化に置かれているため、コールドなリードにとって前向きな後押しになります。
11. BonanzaのポップアップCTA

BonanzaのポップアップCTAの例
クリックされると実証されているCTAのもう1つの例が、限定特典のCTAです。Bonanzaのホームページに表示されるこのポップアップフォームは、登録した人に特別なクーポンを提供することで、新規訪問者にすぐ限定感を伝えます。
CTAボタンの「お得な特典をアンロック!」は、この価値提案をはっきりと補強しています。
12. サンクスページのCTA

サンクスページのCTAの例
サンクスページは、ブランドにとってきわめて重要なデジタル上の一等地です。無料ダウンロードの入手やニュースレターの登録など、誰かがマーケティングファネルに関わったとき、その直後のアクションが重要な接点になります。
狙いは、さらにエンゲージしてもらうことです。この例では、お礼の言葉のあとのCTAが、訪問者をショッピングの続きへ導き、20%の割引まで付けて送り出しています。かなりお得な内容です。
「割引を受け取る」とそのバリエーションは、オンラインのプロモーションが生まれて以来、もっともクリックされやすいCTAの1つであり続けています。
まとめ
CTAは人間の心理に働きかけるものだからこそ、使い方には注意が必要です。
行き過ぎたFOMO戦略や的外れな希少性の訴求のような、人を操作するテクニックは、クリックを稼げるかもしれませんが、最良の関係は築けません。その場の決断を超えて、オーディエンスが必要とし、価値を感じるものを届けましょう。
ここで紹介したCTAの戦略を、自分のマーケティングに取り入れる準備はできましたか? LanderLabのようなランディングページビルダーには、コンバージョンを意識して設計されたテンプレートが何百種類も用意されており、ここまで紹介した原則を取り入れたCTAつきのページを簡単に作れます。
適切なツールと、ここで紹介した実績のあるコールトゥアクションの事例があれば、クリックを集めるだけでなく、意味のあるコンバージョンにもつながるランディングページをつくれます。



